UX(ユーザーエクスペリエンス)/UIについて
2016年9月26日
UXとUIの関係について
ウェブ制作関連で、書籍・雑誌を読んでいますと、UX/UIという文字を
ちょくちょく目にします。
UXは、ユーザエクスペリエンス(User Experience)
の略称で、ユーザがある製品、システム、アプリケーションを利用する時に生じる経験、認知のことであるとされています。
ウェブサイト制作に関して使う場合は、ウェブサイト、ウェブアプリの印象と使い心地といった意味合いとなるでしょう。
UIは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略称で、
主に、コンピュータのシステム、アプリケーションを人が操作し、情報を得るためのインターフェイスの
ことを指します。 ウェブの業界でもすでに十分認知されている言葉です。
さて、UXとUIの関係はというと、ざっくりいって
UXの中にUIが含まれているということです。
例えば、ウェブサイトについてのUXとは、そのサイトを閲覧した時点ですでに、存在します。
・「ごちゃごちゃして、情報をさがしずらそうなサイトだな~」
・「すっきりとして、センスがあるさいとだな~」
などなど、サイトを見た第一印象は、そのサイトのUXとして認知されるものでしょう。
さらに、サイトの使い心地、情報の探しやすさ、表示の早さ、読みさすさ などがユーザエクスペリエンス
となります。
ユーザーインターフェイス(UI)は、この中で、
情報の探しやすさなど、主に操作性を対象としたことを指します。
UXとUIをどのように捉えるか
ウェブ制作において、このUX/UI は重要なことではありますが、
巷で説かれているように「コンセプト、企画を経て、段階を踏んでしっかり組み立てなければならない」
ということを適用するサイトばかりではありません。
サイトの目的、主旨によりさまざまな形態があっても良いと思っています。
通常は「グローバルナビゲーションボタン」は、絶対必要で、ホームページには
絶対配置しなければならないと思っている方が多いと思いますが、そのサイトの主旨として、
最初から順にサイトを閲覧してもらわないと意味が無いような場合、ボタン無して1ページ物のサイト
というのもありでしょう。
グローバルナビボタンの数にしても、通常5~8個くらいが一般的なようですが、
これも決まった規則はありません。
サイト全体が7~8ページなのに、グローバルナビボタンを作るのもどうかと思うこともよくあります。
そのようなサイトは、トップページに「サイトマップ」状のリンクを常に表示して
おくのか親切ではないかとも思っています。 その方がサイト全体を明示出来るし、
すぐに目的の情報ページにアクセス出来ます。
UIで考えたいポイント
UIについて私が重要ポイントとしていることは、「サイトの目的にそった最適なもの」
を採用し、デザインするということです。(あたりまえですね)
会社案内のサイトなどコンテンツがほぼ決まっている場合でも、その都度熟考します。
(もちろん、クライアントのお許しあってのことですが・・)
グローバルナビボタンの数はコンテンツに合わせて調整しますが、一番重要なのは、
ボタンの名称です。
会社案内、営業品目、お問合わせ、資料請求など訪問者が予測出来るコンテンツ群の名称はもちろん変更はしません。
ただ、その会社の「売り込みたいもの・訴求ポイント」のコンテンツを作成し、そのための
グローバルナビボタンをあえて作成したりします。
例えば、その会社がライバル企業より納期が短ければ、「納期が早い理由」というようなナビボタンを設置します。
ターゲットとなり新規顧客が訪問した場合、訴求ポイントとなるからです。
もう一つ、グローバルナビボタンのUI設計で重要なこととして、
「グローバルナビゲーションから、サイトの全てのコンテンツを閲覧出来る導線が確保されていること」です。
初めて訪れる人は、普通グローバルナビボタンから、すべてのコンテンツを閲覧出来ると期待しています。
ごく一般常識のように思えますが、現在おおくあるサイトでこのようなことが保証されているサイトは、少ないように思います。
ページ内のバナーからしか行けないページとか、コラムとか、時節のからんだ特集ページとか、そういうページは、
バナーからのリンクしかないサイトば多いです。
これは、私の考えで、違う考えの方もあるかもしれませんが、私はこのポリシーでサイトを制作しています。
UXについて
UXについては確信のある指標というものを作るのは難しいと思います。
UIについては、ある程度理論だった考えで制作してゆくことが可能ですが、
ユーザーエクスペリエンスについては、目標とする到達点へ、どのようなプロセスを経て
アプローチするのか?
いくつか関連した書籍も出ているようですが、最適なユーザエクスペリエンスを
提供するために、時間とコストを惜しみなくかけるのは、大きなビジネスのサイトでしか難しいように思っています。
ただ、UXで、ビジターに好印象を持ってもらうことは、どのようなサイトであれ
有効ですので、それはすべてのサイト制作において気を付けていることころです。
「サイトの読み込み、閲覧が軽快」「文章が読みやすい」このことは、どのようなサイトであっても
求められることなので、特に注意しているところです。
UX/UIをあらためて、考えてみて下さい。 改善点が見えてくるはずです。
後述
本ページの情報もHTMLのハイパーテキスト機能を駆使して情報を集め、 真意をたしかめ、作成したものです。 これもひとえにHTMLのおかげですね。 そうして、新しいページがまた生まれて行きます。